医療用の分析において、再現性が高く、短時間で分子レベルの分析が可能となることは、病気の解明や創薬研究に大変重要な役割を果たします。また、病気の超早期発見や経過観察も可能となり、医療検査技術の省力化や省エネルギー化による大幅な医療費削減が期待できます。
国産の新規バイオチップ開発は、DNAチップ等により世界シェアの8割を占める米国特許技術の制約を受けることなく、病気の早期発見やペプチド解析によるテーラーメード医療、タンパク質検出による病気の解明などの最先端技術によって、新たな国内産業となる可能性があります。特許等の権利確保によって世界的シェアを確保し、国際的な優位性のある医療技術の開発を目指します。